年賀状を書く上で、現在はレイアウトを提供してくれるサービスなども沢山あるのでデザインに関してはおまかせもできそうですが、年賀状を書く上での「文句」は中々思い浮かばない物かもしれません。
そこで年賀状に適した文例をいくつか見て行きたいと思います。
一文字の賀詞には「寿」「福」「賀」「春」などがあります。
そして二文字の賀詞には「賀正」「賀春」「頌春」「迎春」「慶春」「寿春」「初春」「新春」、四文字の賀詞には「謹賀新年」「恭賀新年」「恭賀新春」などがあり、文章の賀詞には「明けましておめでとうございます」「新年おめでとうございます」「新春のお慶びを申し上げます」「謹んで初春のお喜びを申し上げます」「謹んで新春のご祝詞を申し上げます」、英語の場合は「HappyNewYear」があります。
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英語の場合Aをつけるのは年が明ける前に使う時です。
また年賀状に使える俳句としては「正月や よき旅をして 海を見る」碧悟桐、「霜除に 菜の花黄なり お正月」鬼城、「元日や はれて雀の ものがたり」嵐雪、「元日や 手を洗ひをる 夕ごころ」龍之介、「元日や 子供等は皆 人となり」寅彦、「初空や 鳥はよし野の かたへ行く」千代女、「木に草に 麦に先づ見る 初日かな」来山、「門松や おもへば一夜 三十年」芭蕉、「松立てて 空ほのぼのと 明る門」漱石、「年玉の さいそくに来る 孫子かな」一茶、「元朝の 見るものにせむ 富士の山」宗鑑、などがあります。
年賀状を書く際、賀詞や俳句などを上手に組み合わせるとより新年らしい年賀状が制作できるのではと思います。
書き損じ年賀状
みなさんは年賀状の準備はいつ頃から始められるでしょうか?
年賀状といっても色々な種類や制作方法があると思いますが、手書きの場合も、印刷して制作する場合も出るのが書き損じの年賀状だと思います。
また、多めに買ったはがきが余るという事もあるかもしれません。
そこで、その様なはがきや書き損じはがきの行き先のひとつを今回は見て行きたいと思います。
まず考えられるのは郵便局で手数料5円を払う事により新しいはがきや切手に交換してもらう事ですが、その他に「寄付」という形もあります。
寄付の先はNPOやNGO、福祉団体などですが、ニュースレターの発送費などに活用され、各団体は通信費の負担を軽くする事ができます。
そして節約された通信費は、各団体の活動費となります。
例えば年賀状1枚でタンザニアの苗木3本を購入する「タンザニア・ポレポレクラブ」、「日本国際ボランティアセンター(JVC)」では年賀状5枚でニワトリ一羽を購入します。
そしてはがき一枚でポリオという症状から子供を守るためのワクチン2人分、下痢で体から水分がなくなって命を失う事を防ぐ経口補水塩5人分、失明を防ぐビタミンAのカプセル11人分などの購入も行われます。
寄付金付き年賀状は寄付金を差し引いた額が交換対象となり、年賀状は古いものでもかまわないそうです。
しかし気をつける点は、宛先不明で返送されたはがきは使用できない。
消印が押されていないが配達済みの年賀状、切手の貼っていない自作はがき、額面部分が汚れているはがきなどは使用できません。
また受付枚数が何枚から可能かなどは各団体により様々ですので、事前の確認が必要です。
今までも寄付を行ってきた人はもちろん、今年から寄付をしてみようという人も書き損じはがきのひとつの行き先として寄付を選択してみるのもとても良いことだと思います。
年賀メール
毎年、年賀状の季節になると年賀はがきを買いに行ったり色々と年賀状の準備も始めるものですが、近年では年賀状離れが年々進んでいるというのもよく耳にする事があります。
その背景には携帯電話やパソコンの普及も大きいのではとされていますが、やはり年賀状に関してもはがきの郵送ではなく電子メールによって新年の挨拶をするというケースも増えてきています。
「年賀メール」を送る上で一番大切なのは、送ろうとしている相手がそのメールを受け取ってくれるかどうか見極める事があります。
もちろん相手に不快感を与える事があってはいけません。
それではその不快感の理由の例としては、「昨年まで年賀状だったのに、今年からはメールでは関係が軽くなったと見られる場合もある」、「年賀はがき代安く済まされたのかな」「メールはあくまで仕事の必要から使っているもの。正月くらいパソコンから離れたい。」「BCCで送られてきている。全員一斉ってこと?」
などがあるそうです。
間違いなく年賀メールを送っても良い相手としては、「相手からも年賀メールやグリーティングメールをもらったことがある」、「実際に会った事がなく、ネット上でのみのつきあいの人物」などがあげられると思います。
年賀メールのメリットとしては、例えば、年賀はがき代の節約、年賀状を書く時間が無い、自分の作品を見てほしい、沢山の情報を相手に伝えたい、ホームページやブログを相手に教えたいなど様々ですが、電子メールの特性を活かせるようなものがより良いのではと思われます。
年賀メールは送るタイミングを考慮する事が大切で、読まれる時間を考える事が大切でもあります。
相手がメールを受信すると予想できる日時に合わせて送信の設定をする事が大切です。
そして、相手にとって迷惑にならない年賀メールにする事も大切で、件名にはしっかりと「年賀メール」などと書くことが大切で、いつも使用しているメールアドレスから送信したり、画像の添付は重くなりすぎないように気をつける、など色々な注意点もあります。
これからの時代、「年賀メール」も上手に活用したいもののひとつだと思います。